
無垢材の魅力:本物の木の温もり
無垢材とは、天然の木から切り出した木材のことです。山から切り出された丸太から、必要な大きさや形に製材されたものが、無垢材と呼ばれています。一枚板のテーブルや柱のように、そのまま大きな塊で使用されることもあれば、床材や壁材のように、加工されて使用されることもあります。
無垢材の魅力は、なんといっても自然の風合いをそのまま感じられるところにあります。木が本来持つ、柔らかな色合いや、一つとして同じものがない木目模様。そして、木の温もりや、ほのかな香り。これらは、人工物では決して再現できない、自然の恵みそのものです。時が経つにつれて、色や風合いが変化していく「経年変化」も、無垢材ならではの魅力です。使い込むほどに味わいが深まり、愛着が湧いてくるでしょう。
同じ木の種類であっても、育った場所の気候や土壌、日当たり具合によって、木目や色合いが微妙に異なります。また、丸太のどの部分から切り出されたかによっても、表情が変わってきます。そのため、世界に二つと同じものがない、個性豊かな表情を楽しむことができます。無垢材を使った家具や建具は、まさに一点ものです。
無垢材は、自然の温もりや風合いを大切にする人にとって、特別な存在です。木が持つ独特の質感や、経年変化による味わいの深まりは、暮らしに安らぎと豊かさを与えてくれます。大量生産された人工物にはない、自然素材ならではの温もりを求める人にとって、無垢材は最良の選択と言えるでしょう。