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広々バルコニー:ゆとりある暮らしを楽しむ
集合住宅についているバルコニーの奥行きが広いものを、広々バルコニーと呼びます。ふつう、バルコニーの奥行きは1メートル50センチメートルほどですが、広々バルコニーは2メートルほど、ものによってはそれ以上の場合もあります。このゆとりある空間は、洗濯物を干したり、ちょっとした物を置く場所としてだけでなく、住まいの心地よさを大きく高める力をもっています。
近ごろは、都会を中心に住まいの広さが限られる傾向があります。そのため、広々バルコニーは外の空間をうまく使い、住む人の暮らしを豊かにする工夫として注目されています。たとえば、テーブルや椅子を置いて食事を楽しんだり、植物を育てて庭のように使ったりすることが可能です。都会の真ん中にいながらにして、自然を感じ、開放的な気分を味わうことができます。
また、広々バルコニーは室内への採光や通風を良くする効果も期待できます。奥行きが広い分、窓から入る光や風が増え、室内が明るく風通しが良い状態になります。これは、住まいの快適性を高めるだけでなく、省エネルギーにもつながります。
ただし、広々バルコニーには注意点もあります。例えば、奥行きが広い分、雨風が入り込みやすいため、防水対策や排水設備をしっかりと確認する必要があります。また、マンションによってはバルコニーの使用に制限がある場合もあるので、管理規約をよく確認することが大切です。広々バルコニーのある物件を選ぶ際には、これらの点にも気を配り、メリットとデメリットをしっかりと見極めることが重要です。