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防犯・防災

災害時の避難場所:安全確保の知識

災害はいつ起こるか分かりません。大きな地震や台風、川の氾濫、火山の噴火など、私たちの暮らしを脅かす自然災害は様々です。こうした災害から命を守る上で避難場所はとても大切です。避難場所とは、自然災害が発生した時、身の安全を確保するために一時的に逃れる場所のことを指します。自宅が無事であれば、まずは自宅で待機するのが基本です。しかし家が壊れたり、火災の危険があったり、周囲の状況から見て自宅にいるのが危険だと判断した場合には、速やかに避難場所へ移動しなければなりません。 避難場所は、地域ごとにあらかじめ定められています。小中学校の校庭や、地域住民が集まる公民館、広々とした公園などが避難場所として選ばれていることが多いでしょう。これらの場所は、多くの人が集まることができる広いスペースがあり、安全が確保されているという点で避難場所として適しています。また、災害の種類によっては、高い建物や小高い丘、頑丈なつくりの建物なども避難場所として指定される場合があります。例えば、津波が発生する危険性が高い地域では、津波から逃れるため、高い建物や小高い丘が避難場所になります。 自分の住んでいる地域の避難場所がどこなのか、事前に調べておくことはとても重要です。市役所や区役所、地域防災の担当部署などに問い合わせれば、避難場所の情報を教えてもらうことができます。また、地域の防災マップにも避難場所の情報が掲載されているはずです。日頃から防災マップを確認し、避難場所の場所やそこまでの道のりを把握しておきましょう。いざという時に、落ち着いて行動できるよう、家族で避難経路を確認したり、避難訓練に参加するのも良いでしょう。災害はいつ起こるか予測できません。だからこそ、事前の備えが大切なのです。日頃から防災意識を高め、いざという時に適切な行動が取れるように準備しておきましょう。