所得割額

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保険・税金

住民税と所得割額の関係

住民税とは、私たちが住んでいる地域社会を支えるために欠かせない税金です。都道府県と市区町村という、二つの地方自治体によって集められ、私たちの暮らしに必要な様々な公共サービスに使われています。 具体的にどのようなことに使われているかというと、まず子どもたちが学ぶ学校の運営費や、病気になった際に頼りになる病院の維持管理費などがあげられます。また、毎日使う道路や憩いの場となる公園の整備、そして、高齢者や障がい者の方々など、様々な立場の人々を支える福祉サービスにも使われています。 住民税は、大きく分けて「所得割」と「均等割」の二種類があります。所得割は、前年の所得金額に応じて金額が決まるため、所得が多い人ほど多く納めることになります。これは、所得に応じて負担を分け合うという考え方によるものです。一方、均等割は、所得金額に関わらず、住民であれば一律で同じ金額を納めるものです。地域社会の一員として、等しく負担するという考え方に基づいています。 このように、住民税は私たちの生活に密接に関わる公共サービスを支える大切な財源となっています。そして、納税は住民の義務として定められています。複雑に感じるかもしれませんが、仕組みを理解し、責任ある地域社会の一員として納税をしていくことが大切です。