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大破した家の補修と再建
家は人が住むための大切な場所で、壊れてしまうと安心して暮らせなくなってしまいます。中でも「大破」とは、家がひどく壊れて住めない状態のことを指します。これは、壁や床、屋根などの家の主要な部分が壊れてしまい、大規模な修理をしないと住めない状態です。例えば、地震で屋根が崩れてしまったり、壁に大きなひびが入って雨漏りがひどくなったり、床が抜けてしまったりした場合などが大破にあたります。
家の表面に少し傷が付いただけでは大破とは言いません。家の骨組みとなる柱や梁が折れていたり、傾いていたりするなど、家の安全に重大な問題がある場合、あるいは、水道や電気、ガスなどのライフラインが使えなくなっている場合も大破と判断されます。つまり、見た目の損傷だけでなく、家の機能に大きな影響が出ているかどうかが重要です。
家の中にある家具や電化製品が壊れただけでは、家は壊れていないので大破にはあたりません。大破とはあくまでも家そのものが壊れた状態を指します。
大破かどうかを判断するのは難しいので、家の状態を専門家にしっかりと見てもらって判断してもらうことが大切です。壊れ具合によっては、修理するよりも新しく家を建て直した方が良い場合もあります。家の壊れ具合は、軽いものから重いものまで、「軽微」「小破」「中破」「大破」「崩壊」の五段階に分けて考えられています。大破は崩壊のすぐ手前の非常に危険な状態で、早急な対応が必要です。家を守るためには、日頃から家の状態に気を配り、災害時には適切な行動をとることが大切です。