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庭の水道:散水栓と立水栓
散水栓とは、庭や畑といった屋外で水を使うための大切な設備です。地面に埋め込まれた蓋の下に蛇口があり、ホースを繋ぐことで水を使うことができます。この蛇口は普段は地面より低い位置に設置されているため、蓋を閉めておけば、つまずいたり、お子さんが誤って触ってしまう心配もありません。また、蓋をすることで、ゴミや虫が蛇口に入り込むのを防ぎ、清潔に保つことができます。
散水栓の用途は様々です。庭木や花壇への水やりはもちろん、洗車や打ち水など、屋外で水を使うあらゆる場面で活躍します。火災が発生した際には、初期消火に役立つこともあるため、設置場所をしっかりと考えることが大切です。建物の周囲や、庭の奥まった場所など、使いやすい場所に設置すると良いでしょう。最近では、盗難を防ぐための機能が付いた散水栓もあり、防犯対策としても効果的です。
散水栓の材質はいくつか種類があり、丈夫で長持ちする真鍮製や、価格が手頃な樹脂製など、設置場所や予算に合わせて選ぶことができます。設置工事は専門の業者に依頼する必要があり、配管工事や水圧の調整といった専門的な知識と技術が必要です。設置費用は、家の周りの状況や、配管の長さなどによって変わってきますが、適切な場所に設置することで、屋外での水仕事が格段に楽になります。設置を検討する際は、専門業者に相談し、家の周りの状況に合った最適な散水栓を選びましょう。