元金

記事数:(2)

契約・手続き

元金据置ローン:賢い利用法

家や学びのために借り入れをする際、「元金据え置き」という返済方法を選ぶことができます。これは、一定の期間、借りたお金の元本は返さず、利子だけを支払うというものです。 例えば、家の購入資金を借り入れる際に、最初の数年を元金据え置き期間としましょう。この期間は、利子だけを毎月支払えばよく、元本は据え置かれたままです。子育てをしている世帯や、家を買う際に最初に必要なお金で負担が大きい方などにとっては、毎月の返済額を抑えられるという大きな利点があります。 しかし、元金据え置き期間中は、借入の元本は減りません。利子だけを支払っているので、元本はそのまま残っているのです。そのため、据え置き期間が終わると、毎月の返済額は増えてしまいます。据え置き期間中は楽になりますが、その後に増える返済額に備えて計画を立てることが大切です。 家を買う時のように大きな買い物では、最初の数年は何かと物入りです。家具や家電を買い揃えたり、引っ越し費用がかかったりすることもあります。このような時に、元金据え置きを利用すれば、初期の出費を抑えつつ、余裕を持って返済していくことができます。 ただし、据え置き期間が長ければ長いほど、支払う利子の総額は多くなります。また、据え置き期間が終わった後の返済負担が大きくなることも忘れてはいけません。元金据え置きを利用する際は、将来の返済計画をしっかり立て、無理のない範囲で利用するようにしましょう。
売買関連

住宅ローンと元金返済の基礎知識

家を買う時、多くの人が利用するのが住宅ローンです。これは、お金を貸してくれる機関から、家を買うためのお金を借りる仕組みです。この借りたお金のことを「元金」と言います。元金は、住宅ローンを返す計画を立てる上で、とても大切なものです。住宅ローンを組むということは、いわば元金を借り入れる契約を結ぶことであり、この元金を返すことが住宅ローンの目的です。 住宅ローンを組む際には、どれくらいの期間で返すか、利息はどのくらいか、どのように返していくかなどをよく考えて、無理なく返せる金額を決めることが重要です。毎月の返済額には、元金だけでなく利息も含まれています。利息とは、お金を借りることに対する手数料のようなものです。つまり、住宅ローンの返済とは、借りたお金である元金と、その手数料である利息を合わせた金額を毎月支払うことを意味します。 元金の額が大きいほど、利息の負担も大きくなります。例えば、同じ金利で同じ期間借りる場合、1000万円借りるよりも2000万円借りる方が、支払う利息の総額は多くなります。そのため、最初にいくら借りるか(元金をいくらにするか)は、返済計画全体に大きな影響を与えます。 返済方法には、元金均等返済と元利均等返済という二つの主な方法があります。元金均等返済は、毎月返す元金の額が一定で、それに利息を足した金額を返済します。一方、元利均等返済は、毎月返す元金と利息の合計額が一定になるように返済します。どちらの方法を選ぶかによって、毎月の返済額や利息の総額が変わってくるので、それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。 元金をしっかりと理解することは、住宅ローンの仕組みを理解する上で一番最初の大切な一歩です。住宅ローンは長期にわたる大きな契約なので、元金や利息、返済方法などをしっかりと理解した上で、無理のない返済計画を立てるようにしましょう。