住宅評価額

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保険・税金

住宅評価額を理解する

住宅の評価額とは、固定資産税や都市計画税といった、不動産を所有することに伴う税金の計算に使われる金額のことです。この金額は、持ち家の価値を国が定めた手順に沿って計算したもので、様々な要因を踏まえて決められます。 評価額を決める際に考慮される要素は、建物の構造(木造か鉄筋コンクリート造かなど)、建てられた時期、建物の広さです。さらに、土地の広さや場所、駅からの近さ、周りの環境なども評価額に影響を与えます。例えば、同じ広さの土地でも、にぎやかな中心街にあるか、静かな郊外にあるかで評価額は変わってきます。また、最寄り駅から近いほど、利便性が高いと判断され、評価額は高くなる傾向にあります。 評価額は、3年に一度見直されます。これを評価替えといいます。ただし、地価が大きく変動した場合などには、3年ごとではなく、その変動を反映して評価額が変更されることもあります。 評価額は、税金を公平に集めるために、国が客観的な基準を用いて計算した住宅の価値を示す数値と言えるでしょう。自分の家の評価額を把握することは、税金の仕組みを理解し、将来にかかる税金を予測する上で非常に大切です。地方自治体の窓口やホームページで確認することができますので、一度確認してみることをお勧めします。また、評価額は相続税や贈与税の計算にも使われることがありますので、覚えておきましょう。