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売出価格を理解して賢く不動産を購入
売りに出されている家の値段、つまり売出価格について説明します。よくチラシやインターネットで目にする中古の家の値段のことです。新しく建てられた家とは違い、中古の家は個人が売りに出すことがほとんどです。そのため、市場全体の動きを反映した正しい値段とは限りません。表示されている値段が必ずしも適正な値段とは言い切れないので、注意が必要です。
売出価格は、不動産屋さんが調べた家の価値を参考に、売りたい人の希望も考えて決められます。家の状態や売りたい人の事情によって値段が変わることもあります。表示されている値段だけに惑わされず、周りの似たような家の値段や家の状態をよく見て判断することが大切です。
例えば、同じくらいの広さや築年数の家と比べてみたり、近所で最近売られた家の値段を調べたりすることで、売出価格が適正かどうかを判断する材料になります。また、不動産屋さんに相談して、周りの相場や家の特徴について詳しく教えてもらうのも良いでしょう。
家の価値を正しく知るためには、固定資産税評価額を参考にするのも一つの方法です。固定資産税評価額は、市町村が毎年決める家の税金の基準となる値段で、土地と建物のそれぞれの評価額が公開されています。ただし、固定資産税評価額は市場の動きを反映していないため、実際の売買価格とは異なる場合もあります。売出価格と固定資産税評価額を比較することで、家の価値をより客観的に判断することができます。
売出価格はあくまでも交渉の始まりとなる値段です。売りたい人との話し合いの中で、柔軟に値段を交渉することが大切です。焦らず、じっくりと検討し、納得のいく価格で購入するようにしましょう。