ハイタンク

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設備・水回り

ロータンクの種類と特徴を解説

水を使う場所であるお手洗いは、清潔で使い心地の良い空間であってほしいものです。お手洗いに欠かせない設備の一つに、水をためておく箱であるロータンクがあります。毎日使うものだからこそ、ロータンクの種類や特徴を理解しておくことは大切です。今回は、様々な種類のロータンクと、それぞれの長所や短所、選び方のポイントについて詳しくご説明します。 ロータンクには、大きく分けて二つの種類があります。一つは、便器と一体型になっているタンクレス型です。もう一つは、便器とは別に設置するタンク式です。タンクレス型は、見た目もすっきりとしていて、場所を取らないのが利点です。掃除もしやすく、最近の住宅でよく見られます。しかし、水圧が低い住宅の場合は設置が難しい場合があります。水圧が低いと、十分な水量を流すことが難しいためです。一方、タンク式には、手洗器付きのものと手洗器なしのものがあります。手洗器付きのものは、手を洗うための水が別に必要ないため、節水につながります。また、タンクに手洗器が付いているので、設置場所を選びません。一方、手洗器なしのものは、ロータンク自体が小さいため、トイレの空間を広く使うことができます。設置工事も比較的簡単です。 タンク式には、洗浄方式の違いによる分類もあります。洗浄方式には、サイフォン式、サイフォンゼット式、フラッシュバルブ式などがあります。それぞれに水の流し方や水量、静音性などに違いがあります。例えば、サイフォン式は、比較的静かに洗浄できるのが特徴です。サイフォンゼット式は、少ない水量で勢いよく流すことができます。フラッシュバルブ式は、大量の水を一気に流すので、詰まりにくいです。 ロータンクを選ぶ際には、住宅の水圧やトイレの広さ、そして家族構成などを考慮することが重要です。快適で使いやすいお手洗いを実現するためには、それぞれの家庭に合ったロータンクを選ぶようにしましょう。適切なロータンクを選ぶことは、快適なトイレ空間を実現するだけでなく、節水にもつながり、水道料金の節約にもなります。